春の全国交通安全運動スタート
2022年04月06日 11時05分
「春の全国交通安全運動」が、きょう(6日)から始まり、和歌山県でも高齢者の事故防止や飲酒運転撲滅などを呼びかける啓発活動が行われています。
きょう午前9時から、和歌山県庁前で行われた街頭啓発の出発式には、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や遠藤剛(えんどう・つよし)県警本部長をはじめ、県・交通安全協会や県・交通安全母の会の会員ら、およそ100人が参加し、県警の白バイ隊や県の啓発車両を拍手で送り出しました。
出発式では、仁坂知事が「人間は気が緩みやすい。飲酒運転を例に見ると、前は大丈夫だったからきょうも大丈夫だろうと、油断を続けるといつか事故を起こしてしまう。皆さんがそれぞれの立場で警察と協力しながら、事故防止を啓発して欲しい」と呼びかけました。
続いて、遠藤県警本部長が「県警では、横断歩行者を保護し、飲酒運転などの危険行為を厳しく取り締まると共に、子どもからお年寄りまで、各世代に合わせた交通安全教室を開くなど、啓発に努めたい」と述べ、交通安全意識の向上を求めました。
また、式では、和歌山放送のチャリティー活動「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」で寄せられた浄財を基に設置される「音の出る信号機」の目録が、中村栄三(なかむら・えいぞう)社長から遠藤本部長に贈呈されました。ことしは岩出市(いわでし)と串本町(くしもとちょう)の2カ所に設置が予定され、目の不自由な人の交通安全に役立てられます。
このほか、和歌山市立砂山(すなやま)小学校の新1年生が「交通安全のお約束」を宣言したほか、こくみん共済coop(コープ)和歌山推進本部から県・交通指導員連絡協議会に、交通安全横断旗の贈呈も行われました。
春の全国交通安全運動では、今月(4月)15日までの10日間にわたり、子どもをはじめとする歩行者の安全確保や、高齢者の安全運転、自転車の安全利用の推進、飲酒運転の根絶、横断歩道での歩行者優先の徹底を重点に、啓発や取り締まりが行われます。