体操の田中佑典選手がコナミから移籍・現役続行へ
2022年04月01日 19時08分
2012年ロンドンオリンピック・体操男子日本代表で、和歌山県出身の「田中3きょうだい」三男の田中佑典(たなか・ゆうすけ)選手32歳が、所属していたコナミスポーツクラブを離れ、きょう(4月1日)から、長男の和仁(かずひと)さんが代表を務める横浜市の「田中体操クラブ」に移籍し、現役として競技活動を続けることになりました。
佑典選手は、兄の和仁さん、姉の理恵(りえ)さんとともに、2012年のロンドンオリンピックで、3きょうだいとしては初めて体操の日本代表として出場し、男子団体で銀メダル、種目別平行棒で8位入賞を果たしたほか、2016年のリオデジャネイロオリンピックでも男子団体で銀メダルに輝く活躍を見せ、2012年に紫綬褒章(しじゅほうしょう)を受章したほか、2016年には和歌山市民栄誉賞・第一号を受賞しました。
順天堂大学を卒業した2012年からはコナミスポーツクラブに所属し、先月(3月)現役を引退した内村航平(うちむら・こうへい)さんらとトレーニングに励んできましたが、きょうから、兄の和仁さんが代表、姉の理恵さんが特別コーチを務める横浜市戸塚区(とつかく)の田中体操クラブに移籍し、現役生活を続けることになったものです。
佑典選手は「競技者として残り少ない時間を、原点に立ち返り、家族と共に歩みたい。体操選手として競技力を向上させることはもちろん、自分を育ててくれた多くの人たちに、体操を通じて恩返し出来る活動にもチャレンジしたい」とコメントしています。