熊野本宮大社で祭り彩る「挑花」作り
2022年04月01日 18時48分
田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で、来月(4月)の例大祭で使われる紙製の菊の造花「挑花」の作成がピークを迎えています。
「挑花」は、赤、白、黄の3色あり、無病息災などの御利益がある縁起物とされ、例大祭最終日の渡御祭で氏子が担いで練り歩く木箱に挿して飾ります。
地元婦人会の有志4人がおよそ600本を手作りしていて、細く切った紙を重ねて作ったおよそ15センチの造花を、およそ60センチから90センチの竹製の棒に付けます。ことしは「祈 コロナ オミクロン 感染終息撲滅」の文字を書いた小さな短冊を1本1本に結んで仕上げました。
行列は去年に続き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で規模を縮小して行われることになっていて、氏子総代会の榎本隆文会長は「コロナ終息の思いも込めて丁寧に作っていただいている。早く元のお祭りができるよう願っている」 と話していました。