和歌山市中央卸売市場新水産棟開場記念式典
2022年03月30日 19時04分
再編整備が進められている和歌山市中央卸売市場(しじょう)の水産品や水産加工品などを扱う新しい水産棟がこのほど完成し、きょう(30日)開場記念式典が行われました。
式典は、関係者らおよそ100人が出席して新しい水産棟北側の荷捌き場で行われ、和歌山市の尾花正啓市長が「中央卸売市場とそれにあわせて設置される道の駅が相乗効果を発揮し、和歌山港を中心にした「みなとオアシス」の一大拠点となることを期待しています」と挨拶しました。
また、和歌山市中央卸売市場協会(いちばきょうかい)の岸泰宏(きし・やすひろ)会長が「今後とも関係者一同、より一層精進してまいります」と挨拶しました。
これに対して株式会社うおいちの岩佐勇人(いわさ・いさんど)副社長が「関係者の皆さまと連携を深め、安心、安全な和歌山の水産物の魅力を消費者の皆さまへお届けし、和歌山市中央卸売市場のさらなる発展のため、精一杯努力したいと思っています」と謝辞を述べました。
この後、尾花市長らがテープカットを行い、水産棟のオープンを祝いました。
新しい水産棟は、鉄骨造り2階建て、延べ床面積7984・6平方メートルで、「和歌山市民の新たな台所」として4月から供用が開始されます。
和歌山市中央卸売市場は現在の場所に移転して47年が経過し、老朽化が進んできたことから、平成29年度より和歌山市などが再整備事業を進めていました。すでに総合食品センター棟が完成し、飲食店や食料品、雑貨店が軒を連ねる「わかやま〇(まる)しぇ」が営業を行っています。
このあと野菜や果物などを扱う新しい青果棟の建設が始まり、2025年度末の全面オープンを目指しています。