和歌山と長崎のコラボで「みかんカステラ」「うめカステラ」が誕生東京で発表会
2022年03月29日 17時35分
和歌山特産の温州みかんと紀州うめが長崎のカステラとコラボして
「みかんカステラ」と「うめカステラ」という新たな商品が誕生しました。
これを記念して和歌山、長崎両県の関係者が集まってこのほど(3月25日)、
東京で発表会を開きました。このユニークなコラボの段取りをしたのは、
全国の信用金庫などでつくる「よい仕事おこしネットワーク」です。
「売りたい」「買いたい」「組みたい」「こんなことで困っている」というような課題を信用金庫のネットワークが仲介や解決の手伝いをする仕組みで、
和歌山県は去年11月、このネットワークと都道府県では初めての包括連携協定を結びました。
この協定の記念事業として「みかん」と「うめ」を原料にしたカステラが生まれたわけで、温州みかんは有田市の早和(そうわ)果樹園、紀州うめは海南市の中野BCが原料を加工し、長崎の老舗の菓子店がカステラを製造しました。
発表会は羽田空港に隣接する「よい仕事おこしプラザ」で行われ、早和果樹園の秋竹俊伸(あきたけ・としのぶ)社長、 中野BCの中野幸治社長が原料の説明を、長崎県の菓秀苑森長(かしゅうえんもりちょう)の森淳(もり・じゅん)社長がカステラ製造の工程などを説明しました。また、よい仕事おこしフェア実行委員の和歌山のきのくに信用金庫の田谷節朗(たや・せつろう)理事長が
和歌山県の包括連携協定の記念商品として事業展開された経緯を報告しました。
長崎カステラの果物とのコラボは、すでに福島県のモモを使った
「白桃カステラ」が製造され、評判も上々だと言います。
これに続いて香ばしい「みかんカステラ」と「うめカステラ」が発売されることになり、東京では和歌山、長崎両県のアンテナショップのほか、演劇や歌謡ショーなどが開かれる中央区の明治座でも発売されます。
和歌山では早和果樹園、中野BCはじめ各地で売り出される予定です。