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和歌山城の堀から花見、ガイド付き遊覧船運航

2022年03月27日 17時25分

社会

桜の花が見頃を迎えた和歌山城では、船頭によるガイド付き花見遊覧船が運航され、花見客に人気となっています。

堀を一の橋へと向かう花見遊覧船(27日)

これは、熊野川の舟下りにも使われている熊野杉の舟による遊覧で、普段は漁師という船頭の岸真樹(きし・まき)さんが、一人で操縦するとともに、乗船客に、和歌山城の歴史や堀の話などを聞かせています。

遊覧コースは、和歌山城公園の一の橋(いちのはし)の南およそ150メートルの特設桟橋を出発、岡口門(おかぐちもん)などがある東割を経て、一の橋や御橋廊下(おはしろうか)をくぐり、紅葉渓(もみじだに)庭園で引き返す、およそ20分間です。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、1回の乗船は、通常の乗船定員の半分ほどの4組限定となっています。

今シーズンは、連休となった今月(3月)19日から運航を始めたということですが、桜の花が十分に咲いていなかったことや、悪天候などあり、実質、この日から本格運航となった形です。前日の雨の影響で、この日は、堀の水が幾分濁っていましたが、乗船客は、普段は見られない堀からの桜景色を楽しんでいました。

花見遊覧船は、来月(4月)10日までの和歌山城公園の「さくらまつり」の期間中は毎日、午前10時から午後4時まで運航され、乗船代金は、中学生以上が1000円、小学生は500円で、当日、桟橋近くでの申込みが原則となっています。

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