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和歌山大学の卒業式・1129人に学位記授与

2022年03月25日 18時27分

教育社会

和歌山大学の卒業式にあたる学位記授与式が、きょう(25日)午前、和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグホエールで行われ、4つの学部生と大学院生あわせて1129人に学位記が授与されました。

学位記授与式の会場(3月25日・和歌山ビッグホエール)

和歌山大学の学位記授与式は、毎年、和歌山市民会館で行われてきましたが、去年(2021年)閉館したことから、今回は和歌山ビッグホエールで開かれました。

代表して学位記を授与される経済学部の備中綾さん(右)

午前10時半、和歌山大学OGで和歌山放送の中川智美(なかがわ・ともみ)アナウンサーの司会で開式し、教育、経済、システム工学、それに観光の4つの学部と大学院の総代らが晴れ着やスーツ姿で壇上に上がり、伊東千尋(いとう・ちひろ)学長から学位記を受け取りました。

式辞を述べる和歌山大学の伊東学長

続いて伊東学長が式辞を述べ、気象学者のエドワード・ローレンツの講演から生まれた「バタフライ効果」に関連して、卒業生に「個人や数人のグループが起こした、既存のパラダイムから外れた発想と行動がGAFA(ガーファ)の発展をもたらしたように、若い発想力と実行力で新しい試みを始めて欲しい。対話を重ね、信頼で結ばれた仲間を増やして成長して欲しい」と呼びかけました。

司会進行役で和大OGの中川智美アナウンサー

大阪出身で4月から公務員となる予定の経済学部の卒業生は「ずっと行きたかった大学なので、無事に卒業できて良かったです。3年生の時にコロナ禍になって仲間と会えなくなった時期もありましたが、オンラインでも積極的にコミュニケーションが取れる環境にあったので、よかったと思います」と話していました。

また、和歌山出身で中学校の数学の教員になる予定の教育学部の男子学生は「コロナ禍で、4年のうち実質2年ぐらいしかキャンパスに通えませんでしたが、大学での学びを活かして、良い教員になりたいです」と希望を語りました。

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