和歌山県の人と自然をつなぐシンポ
2022年03月20日 17時58分
「和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム」が、きょう(20日)、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で行われました。これは、和歌山県が主催し、自然と人がより良い関係を築くためには、どうすれば良いかを考える機会として、2016年度から開かれているものです。
シンポジウムでは、公益財団法人・地球環境戦略研究機関の武内和彦(たけうち・かずひこ)理事長が基調講演したあと、新たに設けられた県内の小中高校生の自然や生物に関する研究活動を表彰する「わかやまネイチャー・アワード」の表彰式が行われました。
個人部門で、県知事賞を受賞したのは、県立向陽中学2年の岸本彩乃(きしもと・あやの)さんで、カエデの種子が、くるくると回りながら落ちることに興味を持ち、種子の観察や模型を作るなどして、飛び方や滞空時間を調べました。受賞した岸本さんは、「これからも和歌山の自然に触れて、考えて、研究を進めていきたい。高校も理系に進学するので、しっかり自然について学んでいきたい」と話していました。
会場では、このほか、受賞者の作品発表や展示が行われたり、県内の自然環境保全の取り組みが紹介されたりしていました。また、シンポジウムの模様はオンラインで生配信されました。