「ヴァーチャル体験ツアー」初開催・和歌山城

2022年03月12日 18時41分

イベント歴史・文化

江戸時代の和歌山城の様子を体感できる「ヴァーチャル体験ツアー」が、きょう(12日)和歌山城で開かれました。

VRで江戸時代の和歌山城の様子や景観を体感する参加者

これは、現在、わかやま歴史館で開催中の冬の企画展示「わかやま城ふしぎ発見?!」との連動企画として発案されたもので、VR=バーチャルリアリティを使った体験ツアーは初めての試みです。

きょうは3人が参加し、参加者は、城内に広がるVRスポットで、現地体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」を立ち上げたスマートフォンと専用ゴーグルを使用し、江戸時代に存在していた御殿などの姿を3Dで体感しながら、学芸員の解説に耳を傾けていました。

当時の様子を説明する和歌山城整備企画課の杉山すぎやま・純平じゅんぺいさん

参加した50代の男性は「VRを使うことで昔と今の違いがよくわかり、今残っている建物は本当に少ないのだなと実感しました」と話していました。

ガイドを務めた和歌山城整備企画課の杉山(すぎやま・)純平(じゅんぺい)さんは「楽しむ参加者の姿を見てやって良かったなと思いました。今後はゴーグルを使わなくてもできるイベントも考えていきたいです」と話していました。

無料のスマートフォンアプリ「ストリートミュージアム」は、VRとGPS=全地球測位システムを組み合わせた旅行者向け観光アプリで、アプリをダウンロードするだけで、江戸時代の和歌山城の紹介動画を見ることができ、和歌山城内に設定されたVRポイントに行くと、位置情報と連動してその場所のVRを見られるほか、音声ガイドや古地図でのまち歩きも楽しめるということです。

「ストリートミュージアム」で見た和歌山城の様子

VRを使った和歌山城の体験ツアーは、あす(13日)も午前と午後の2つの部で開催する予定で、既に応募は締め切っています。また、あすの午後2時半からの部は、和歌山城の公式インスタグラムで ライブ配信を予定しています。

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