県の「一太郎」使用はやめて「Word」にしませんか?
2022年03月11日 18時47分
和歌山県は、庁内で使用している文書作成ソフトウェアを、現在の「一太郎(いちたろう)」から、3年後の2025年10月から「Word(ワード)」に切り替える方針を示しました。
これは、きょう(11日)開かれた2月定例県議会・予算特別委員会で、自民党県議団の玄素彰人(げんそ・あきひと)委員の一般質問に、県の横山達伸(よこやま・たつのぶ)企画部長が答弁して明らかにしたものです。
一太郎は、ジャストシステムが1983年に開発した文書作成ソフトで、かつて中央省庁の公文書作成を中心に、大手証券会社や通信社などで広く採用されてきましたが、近年では、マイクロソフト社のWordに取って代わられるようになり、農林水産省や茨城県などでもWordに切り替える動きが相次いでいますが、和歌山県では一太郎の使用が続いています。
玄素委員は「一太郎データに対応していない民間企業も多く、変換が手間取るばかりか、レイアウトが崩れたり、ミスに繋がるおそれもある」と指摘しました。
これに対し、横山企画部長は「県では、新しいサーバーシステムに変える2025年10月を機に一太郎の使用を中止し、この間を移行期間として、Wordへの切り替えを進めるよう、職員へ周知を進めていく」と答えました。