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少女虐待、母親の再婚相手を致死傷で起訴

2022年03月09日 21時29分

事件・事故社会

和歌山市の集合住宅で去年(2021年)6月、全身にあざがある住人の鶴崎心桜さん当時16歳が見つかり死亡した事件で、和歌山地検はきょう(9日)鶴崎さんに虐待を加え、医療措置を受けさせずに死亡させたとして、保護責任者遺棄の罪で鶴崎さんの母親の再婚相手で派遣社員の木下匠(きのしたしょう)容疑者40才を起訴しました。和歌山地検は認否を明らかにしていません。

また、県警は事件当日に死亡した鶴崎さんの当時37歳の母親を木下被告と共謀して虐待したなどとして保護責任者遺棄致死の容疑で書類送検しました。

この母親は、鶴崎さんが死亡した去年(2021年)6月9日の夕方、4才だった娘を道連れに関西空港連絡橋から海に飛び込み死亡しました。和歌山県警は、4才の娘への殺人容疑でも書類送検しました。

起訴状によりますと、木下被告は、2018年10月頃から同居を始めた鶴崎さんに母親と共謀し、暴力を振るう虐待をしていたということです。その後食事が困難になり、亡くなる前は極度に衰弱していたのに治療を受けさえず、外傷性ショックで死亡させたとしています。

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