【新型コロナ】新規感染203人 「春休み懸念」
2022年03月08日 20時18分
和歌山県は、きょう(3/8)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに203人を確認したと発表しました。県内の累計の感染者数は、これで死亡した106人を含めて2万4433人となりました。
きょう新たに感染が確認されたのは、幼児から90代までの203人で、きのう(3/7)より31人増え、前の週の火曜日より87人減少しました。
きょう発表された感染者の保健所別の内訳は、和歌山市が83人、橋本が46人、岩出が32人、海南が12人、湯浅と田辺が9人ずつ、御坊と新宮が5人ずつ、県外が2人でした。
直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が174人ちょうどで、きのう(3/7)より9・4ポイント下がりました。また、和歌山市の数値が192・8人となり、1月19日以来、48日ぶりに200人を下回りました。
きょう現在入院している人は237人、コロナ用病床の使用率は36・5%で、自宅やホテルなどで療養している人は886人となっています。
また、きょう新たに県内で認定されたクラスターは3つです。240例目は、橋本保健所管内の病院で、入院患者と職員あわせて9人が感染しています。241例目は、和歌山市のこども園で、園児と職員あわせて10人が感染していて、今月10日までクラス閉鎖の措置がとられています。また242例目は、海南保健所管内の有料老人ホームで、入居者と職員あわせて6人が感染しています。すでにクラスターに認定されている湯浅保健所管内の保育所では、感染者が2人増えて9人となりました。
県内の感染状況について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「今週の日曜日には、クラスターの発生は確認されなかったが、再び和歌山市周辺の高齢者施設などでクラスターが発生しているので、まだまだ予断を許さない状況。春休みに突入している大学生や、春休みに向かいつつある学校などでふつふつと陽性者が増えていて、家族や地域への感染の拡大が危惧されるので、リスクの高い行動には、十分注意してほしい」と呼びかけました。
また、BA・2(ビーエーツー)と呼ばれるオミクロンの変異株について、野尻技監は、「先週から、感染の伝播力が強いケースなど、必要に応じてBA・2のスクリーニング検査を実施しているが、これまでのところ、感染者は確認されていない」と述べました。