【新型コロナ】新規感染199人 100人台は41日ぶり
2022年02月28日 21時55分
和歌山県は、きょう(2/28)、県内で新たに199人を新型コロナウイルスの新たな感染者として確認したと発表しました。一日の感染者数が200人を切るのは、先月(1月)18日以来、41日ぶりで、累計の感染者数は2万2536人となりました。
きょうあらたに感染が確認されたのは、乳児から90代までの199人で、きのう(2/27)より95人減り、前の週の月曜日より68人減少しました。
きょう発表された感染者の保健所別の内訳は、和歌山市が66人、橋本が59人、岩出が23人、湯浅が27人、田辺が15人、海南と御坊が9人ずつ、新宮が1人でした。和歌山市の一日の感染者数が100人を切ったのは、先月(1月)17日以来、42日ぶりです。
直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が220・4人で、きのう(2/27)より7・4ポイント下がりました。また、和歌山市の数値が285・8人となり、先月(1月)22日以来、37日ぶりに300人を切りました。
きょう現在入院している人は315人、コロナ用病床の使用率は50%ちょうどで、自宅やホテルなどで療養している人は1342人となっています。
また、きょう新たに県内で認定されたクラスターは2つです。227例目は、和歌山市にある警察関係の施設で、これまでに職員8人が感染していますが、いずれも不特定多数の県民と接する部署ではないということです。また228例目は、和歌山市のサービス付き高齢者住宅で、6人の入所者が感染しています。すでに認定されている3つのクラスターで新たな感染者が確認されています。
県内の感染状況について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「休み明けで少ないという影響はあると思うが、総じて減少しているのは歓迎すべきこと。ただし、高齢者施設や病院でのクラスターが相次いでいるので、引き続き、感染予防対策を徹底してほしい。またきょう発表の感染者の中にもいたが、医療機関の受診を好まない高齢者がいるので、周りの家族や介護に関わる人たちが受診を勧めてほしい。それでもダメな場合は、保健所へ連絡してほしい」と呼びかけました。
またこの先の見通しについて、野尻技監は、「おそらく集団感染事例がなくなれば、減少に転じていくと思うが、BA・2(ビーエーツー)と呼ばれるオミクロンの変異株が、どのようにして和歌山県内に入ってくるかによって変わってくる」と述べ、BA・2かどうかを判明させるためのゲノム解析をさらに進めていく考えを示しました。