新宮市と近畿大学が包括連携協定締結
2022年02月16日 19時09分
新宮市は東大阪市に本部がある学校法人近畿大学と包括連携協定をきょう(16日)締結しました。近畿大学は、医師不足に対応するため新宮市立医療センターに近畿大学附属病院から医師を派遣したり、防災やまちづくりなど様々な分野で人的知的資源の交流を図ることで地方創生に取り組みたいとしています。
締結式は新宮市の田岡実千年市長と近畿大学の世耕弘成理事長が出席しオンラインで行われました。
新宮市は近畿大学の創設者、世耕弘一氏の生誕の地で、市内に附属の中学と高校や水産研究所の実験場があります。
近畿大学は医療や防災、街づくりなど多方面にわたり市と連携し地方創生に取り組みます。
特に医師不足で分娩が停止している新宮市立医療センターに産婦人科医師を派遣するほか、非常勤医師も定期的に派遣します。
また市内にある附属の中高で近隣住民が参加する避難訓練を実施したり、新宮市と連携し非常時の食料や備品の確保などにも取り組みます。
新宮市の田岡市長は、抱える地域課題についてあらゆる分野から解決に向けた支援が受けられることに感謝の意を示し、「住民が安心安全で、心豊かに元気で暮らせるまちづくりにまい進する」とコメントしています。