和歌山県はきょう乳児から９０代までの男女５４７人が新型コロナウイルスに感染したことがわかったと発表しました。県内の感染者数は亡くなった７３人を含め１６１５６人になりました。

県によりますと新たに３件のクラスターも発生していて和歌山市内の有料老人ホームで１０人、介護保険施設で８人の感染がわかったほか、海南保健所管内のグループホームでも７人の感染が確認されています。県内のクラスター件数は１７６件目です。いずれも職員や、関連施設の職員からの感染とみられています。　保健所別の感染者の内訳は和歌山市が３２７人、岩出保健所管内が６５人、橋本保健所管内が３９人、海南保健所管内が３３人、御坊保健所管内が２７人、湯浅保健所管内が２５人、田辺保健所管内が２１人、新宮保健所管内が１０人となっていてこのほかに県外での計上の人が１人います。

きょう（１０日）現在入態院している人は４４３人で紀北・中紀地方のコロナ患者受け入れ病床は満床に近い状態です。ホテル療養や自宅療養者は３９３４人です。県福祉保健部の野尻孝子技監は和歌山市内では感染者が多く、早い段階での
感染者の把握が遅れているため感染者が減少傾向にならないとみています。
また感染拡大防止のためあす（１１日）からの連休中の外出を控えるよう呼びかけています。