紀の川市小5殺害7年で献花 父「何も前進していない」
2022年02月05日 18時27分
紀の川市で小学5年の森田都史(もりた・とし)君、当時11歳が殺害された事件の発生から7年となったきょう(5日)、雪が舞う中、父親が事件現場となった空き地に花を供え、「加害者の両親から謝罪は一切ない。事件当時から何も前進していない」と心境を語りました。
都史(とし)君を殺害した罪などで服役中の中村桜洲(なかむら・おうしゅう)受刑者におよそ4400万円の賠償を命じる判決が確定しましたが支払われておらず、父親は弁護士と協議して賠償の履行を今後も求めていく意向で、「これからも先は長い。陰ながら応援してほしい」と心の中で都史君に呼び掛けたということです。
父親は「犯罪被害補償を求める会」の活動に参加し、加害者の代わりに損害賠償金を立て替え払いする制度などを国に求めています。