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【新型コロナ】第六波で死亡5人目 県内318人感染

2022年01月31日 19時43分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(1/31)、県内で新型コロナウイルスへの感染が確認され入院していた1人が死亡し、新規感染者として318人を確認したと発表しました。第六波以降、死亡した人は、これで5人となりました。

死亡したのは、和歌山市在住の70代の男性1人で、基礎疾患で入院中に、同じ部屋の入院患者が陽性となったため、おととい、検査を受けて感染が判明し、きょう、死亡しました。死因は基礎疾患ですが、新型コロナウイルス感染症が死因に影響したとみられています。第六波以降、県内で死亡したのはこれが5人となり、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人数は、県内で67人となりました。

またきょう新たに、県内で4つのクラスターが認定されました。

142例目は、和歌山市の「若宮(わかみや)シルバーハイム」で、きょうまでに職員と利用者あわせて5人の感染が、143例目は、新宮市の市立蓬莱(ほうらい)保育所で、職員と園児あわせて6人の感染がそれぞれ確認されています。また、144例目は、生徒7人の感染が確認された和歌山市の県立和歌山北高校西校舎、145例目は、橋本市の医療法人・南労会(なんろうかい)の「紀和病院」で、これまでに判明した感染者数は看護師やリハビリなどの職員8人となっていて、入院患者に対するPCR検査も行われています。

また、すでに認定されているクラスターの人数も増えていて、和歌山市の向井病院では、感染者が3人増えて34人、有田川町の「健輝苑(けんきえん)」では、11人増えて16人となるなど、あわせて11のクラスターで人数が増えました。

一方、きょう感染が確認された318人の保健所別の内訳は、和歌山市が184人、岩出が31人、橋本が29人、海南と田辺が19人、御坊が17人、新宮が13人、湯浅が5人、県外が1人となっています。

人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が321・7人で過去最多となったほか、保健所別では、和歌山市が513・5人、橋本が311・2人、海南が232・7人、御坊が182・8人、新宮が94・5人で、それぞれ過去最多となりました。

県内の感染者の累計は、亡くなった67人を含め1万1062人となりました。

また、きょう現在、入院している人は411人で、このうち重症者は人工呼吸器をつけた重篤な1人を含めて28人で、県内のコロナ用病床の使用率は、64・9%となり、ホテルや自宅で療養している人は、2857人となっています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「いま花粉症も出てきてややこしくなっていますが、オミクロン株では、のどの痛みや咳など、軽い症状が多いので、早めに医療機関を受診してほしいし、基礎疾患を持っている人は、きちんと検査を受けてほしい。また、医療機関には、速やかな検査の実施をお願いしたい」と呼びかけました。

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