大学入学共通テストの追試験がきょう（２９日）から和歌山大学など全国４８の会場ではじまりました。

対象となるのは新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者、その他の病気やけが、それにトンガ沖の大規模噴火に伴う津波の影響などを理由に今月１５日と１６日の本試験を受けられなかった受験生で、和歌山大学では１３人が対象となっています。

大学入試センターによりますと、追試験は全国４８カ所の会場で行われ、合わせて１６５８人が受験を許可されました。

各会場では定期的に換気するなど感染対策を徹底し、今月１５日の本試験当日に東京大学前で起きた受験生らへの刺傷事件を受けて警備を強化しています。

また本試験で出題内容の画像が流出したことから、入試センターは見回りを強化して不正行為の防止に努めるよう会場側に通知を出しました。

追試験はきょう（２９日）、地理歴史と公民、国語、外国語が、あす（３０日）は理科と数学が実施されます。