【新型コロナ】県内感染303人、救急搬送一日10人
2022年01月25日 19時43分
和歌山県はきょう(1/25)、県内で新型コロナウイルスの新規感染者として303人を確認したと発表しました。これで、県内で感染確認された人は、死亡した64人を含めて8000人を超え、8393人となりました。
きょう感染が確認されたのは、乳児から90代までの303人で、保健所別の内訳は、和歌山市が170人、岩出が33人、橋本が27人、田辺が25人、海南が22人、御坊が12人、湯浅が9人、新宮が5人となっています。
人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が212・9人で、過去最多となったほか、保健所別では、和歌山市が突出していて、341・2人で過去最多を更新しています。
きょう現在、入院している人は555人で、このうち重症者は7人、県内にあるコロナ用病床の使用率は87・4%ですが、ホテルや自宅で療養している人は、1816人にのぼっています。
またきょう新たに、県内で5つのクラスターが認定されました。
▼123例目のクラスターは、和歌山市野認定こども園「ようすいこども園」でこれまでに園児と職員あわせて6人の感染が確認されています。また、▼124例目は、橋本市高野口町の「応其(おうご)こども園」で、これまでに感染が確認されたのは、園児と職員あわせて14人、▼125例目は、和歌山市の県立桐蔭高校・体育科職員室で、これまでに5人の教職員の感染が確認されています。▼126例目は、これまでに児童と教員あわせて7人の感染が確認された上富田町の町立朝来小学校、▼127例目は和歌山市の「愛徳医療福祉センター」で、これまでに職員と入所者あわせて7人が感染しています。
また、すでに認定されているクラスターの人数も増えていて、和歌山市の介護老人保健施設「サニーホーム」で4人増えて39人、白浜町の「成華苑(せいかえん)デイケアセンター」で1人増えて10人、紀の川市の特別養護老人ホーム「ヴィラももの里」で2人増えて7人、紀の川市の製造業「株式会社はまだ」で1人増えて8人となりました。
県内で感染拡大の収束が見えない中、きょうも一日の感染者数が300人を超えたことについて、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「症状が悪化し、救急搬送される感染者が一日に10人ほどいる。感染対策の徹底をはかってほしい」と述べ、県民の注意を喚起しました。
また、野尻技監は、重症化の恐れのある感染者を対象に処方する抗ウイルス剤の飲み薬を、新型コロナウイルスの治療を行わないクリニックでも処方できるよう指示を出したことを明らかにしました。