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前市長死去に伴う紀の川市長選・岸本健県議が出馬表明

2022年01月24日 18時29分

政治

中村慎司(なかむら・しんじ)市長の死去に伴う紀の川市長選挙に、和歌山県議会議員の岸本健(きしもと・たけし)氏51歳が、きょう(24日)無所属で立候補することを表明しました。

岸本氏は紀の川市出身で、県立粉河(こかわ)高校から拓殖(たくしょく)大学を経て、中学校の教員となり、小沢一郎(おざわ・いちろう)衆議院議員の秘書を務めたあと、2003年の衆議院選挙で当時の民主党から立候補し、比例近畿ブロックで初当選しましたが、2005年の衆議院選挙で落選し、離党しました。2007年の県議会議員選挙で紀の川市選挙区から無所属で初当選し、その後、自民党県議団に加入し、現在4期目で、2019年と2020年に議長を務めました。

きょう、県議会の森礼子(もり・れいこ)議長に辞職願を提出したあと記者会見を開いた岸本氏は「生前、公私ともに世話になった中村前市長や夫人、後援会長から後継を頼まれて決断した。これまでの経験を活かして、中村前市長の思いを受け継ぎ、住んで良かったと言われる紀の川市をつくる」と立候補の理由を語り、中村前市長が掲げていた京奈和(けいなわ)関空連絡道の早期実現や、子どもの給食費無料化をはじめ、農業に特化した高等教育機関の誘致などを公約に掲げることを表明しました。

紀の川市長選挙への立候補表明は、岸本氏が初めてです。なお、岸本氏の辞職に伴う県議会議員の補欠選挙は行われません。

市長の死去に伴う紀の川市長選挙は、来月(2月)20日告示、27日投票で行われます。それに先立ち、立候補予定者説明会が、今月(1月)28日の午後1時半から、紀の川市役所5階・大会議室で開かれます。

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