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【新型コロナ】県内232人感染 連日の200人超

2022年01月20日 19時45分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(1/20)、新型コロナウイルスの新規感染者として232人を確認したと発表しました。県内で一日の感染者数が200人を超えたのは過去最多となったきのう(1/19)に続いて2日連続で、県は、「この状態がいつまで続くかわからない」として、あらためて感染予防対策の徹底を呼びかけています。

感染予防の徹底を呼びかける野尻技監(2022年1月20日・県庁記者会見室で)

きょう感染が確認された232人の保健所別の内訳は、和歌山市が153人、岩出が21人、湯浅が17人、橋本が12人、田辺が10人、海南が7人、新宮が6人、御坊が5人、県外が2人となっています。

人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が138・8人で過去最多となり、保健所別では、和歌山市が201・8人、岩出が155・2人、湯浅が141・5人で、いずれも過去最多となっています。

県内感染者の累計は、亡くなった62人を含め6927人となりました。

また、きょう現在、入院している人は重症化リスクのある人達ら515人で、県内に620床あるコロナ用病床の使用率は、83・1%となっています。

一方、入院できずにホテルや自宅で待機している人は、781人にのぼっています。入院患者のうち、酸素投与が必要な重症者の数は6人となっています。

また、きょう新たに3つのクラスターが発生しました。110例目は、橋本市高野口町の「香久の実(かぐのみ)保育園」で、これまでに感染が確認されたのは、園児3人と職員2人のあわせて5人。111例目は、和歌山市の「ニチイキッズ土佐町公園保育園」で、これまでに感染が確認されたのは園児1人と職員4人のあわせて5人です。また112例目のクラスターは、田辺保健所管内の小中学生が所属している少年野球チーム「和歌山田辺ボーイズ」で、これまでに小学生1人と中学生6人のあわせて7人の感染が確認されています。

このほか、これまでに確認されたクラスターの人数も増えています。和歌山市の通所介護施設「なごみの郷あゆむ」では、1人増えて16人、和歌山市医師会の看護専門学校では、1人増えて12人、和歌山市の向井病院では、10人増えて15人、和歌山市の介護老人保健施設「サニーホーム」では、3人増えて15人となっています。

県内の一日の新規感染者数が2日連続で200人を超えたことについて、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「強い危機感を持っているのは、医療機関や介護福祉施設内でのクラスター。軽症とされていた患者が救急受診するケースも増えていて、医療現場の負担の増加も懸念されるので、1人1人が命を守る行動をとり、新型コロナにかからない対策をとってほしい」と呼びかけました。

また、野尻技監は、自宅で療養している人に向けて「症状の変化に留意し、外出しないようにしてほしい」と呼びかけたほか、「感染した後の症状として、のどが痛いだけという軽い症状の人が多いので、医療機関や介護福祉施設で働く人は、症状が出たら職場に出ず、すぐに抗原検査を行ってほしい」と呼びかけました。

さらに野尻技監は、「感染者の増加は、いつまで続くかわからない」として、マスクの着用や手指の消毒など基本的な感染対策の徹底をあらためて呼びかけました。

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