二階元幹事長「衆議院定数増は困難」
2022年01月19日 16時51分
衆議院・和歌山3区選出で自民党の二階俊博(にかい・としひろ)元幹事長は、きょう(19日)東京都内で行われたBSテレビ番組の収録で、衆議院小選挙区の「1票の格差」を2倍以内におさめるために定数を増やすことは「世論の理解が得られず困難だ」と述べました。
これは、同じく参議院・和歌山県選出で自民党の世耕弘成(せこう・ひろしげ)参議院幹事長が「定数増を選択肢にすべきだ」と発言したことについて二階氏が認識を示したもので「ひとつの見識ではあるが、なかなか受け入れられにくい」と感想を述べました。
あわせて二階氏は、1票の格差是正に向け、衆議院小選挙区の定数をアダムズ方式で「10増10減」とするよう、政府が検討を進めていることについて「地域の者だけが責任を負うべきなのか。好んで人口を減らしてくれと頼んだことはない」と語りました。
これに先立ち、二階氏は、10増10減について、今月(1月)10日に和歌山放送で行われた「新春国会議員座談会」のなかで「腹立たしい。地方にとって迷惑な話」と不満を述べています。
10増10減が行われると、現在3の和歌山県の議員定数が1つ削減されます。