和歌山万博メイキングムービー#2
<情報発信:和歌山県>

和歌山万博メイキングムービー#1はここをクリック

和歌山弁護士会新会長に山岡大弁護士 今年4月から

2022年01月18日 20時05分

社会

和歌山弁護士会の新しい会長に、山岡大(やまおか・だい)弁護士が就任することになり、きょう(1/18)開かれた記者会見で抱負を語りました。

新しい会長に選ばれた山岡弁護士

和歌山弁護士会によりますと、新たな役員選挙の立候補の届け出がきょう行われた結果、会長1人と副会長3人の枠に人数通りの候補者が出て、無投票で次の正副会長が決まりました。

会長に決まった山岡弁護士は、奈良県川西町出身の48歳で、龍谷大学法学部を卒業後、司法試験に合格し、司法修習をしていた和歌山県で弁護士登録し、2000年に弁護士として活動を始めました。主に、交通事故の民事訴訟で弁護を務めていて、これまでに和歌山弁護士会の副会長や法律相談センター運営委員会委員長などを歴任してきました。

記者会見で、山岡弁護士は、「どこでも上質な司法サービスを受けられる社会を目指す」として、「南北に長い和歌山県の地理的条件から、北部と南部で提供される司法サービスに濃淡があり、県内どこでもおなじサービスを受けられるようにする必要がある」と指摘しました。そして、「自治体との連携を強化する」として新しい執行部の就任後、なるべく早い段階で県内30市町村を巡り、犯罪被害者等支援条例や消費生活条例の制定を働きかける考えを示しました。

記者会見で抱負を述べる山岡弁護士(2022年1月18日・和歌山弁護士会館で)

和歌山弁護士会によりますと、犯罪被害者等支援条例を制定しているのは、和歌山県のほか、県内30市町村では、和歌山市や上富田町など8つの市と町にとどまっています。また、消費生活条例にいたっては、1つもなく、和歌山県が制定しているのみです。

今年4月から和歌山弁護士会の会長を務めることが決まった山岡弁護士は、「防災に関しては、これまでに県内の市町村と協定を交わすなど、取り組みを深めてきたが、今後は、ほかの分野でも連携を進めていきたい」と強い意欲を示し、身近な法律相談の拡充にも自治体の理解を得られるよう働きかける考えを示しました。

また、山岡弁護士は、小中学校などで行われている法教育への講師派遣を継続するほか、リモートによる法律相談の実施など、司法のIT化にも対応していく方針を示しました。

和歌山弁護士会の新しい正副会長に選ばれた4人

ところで、新たな3人の副会長には、吉澤尚美(よしざわ・なおみ)弁護士48歳と、河野ゆう(こうの・ゆう)弁護士46歳、それに浅野善彦(あさの・よしひこ)弁護士43歳の就任が決まりました。

吉澤弁護士
河野弁護士
浅野弁護士

和歌山弁護士会の会長と副会長の任期は4月1日から1年間です。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55