「きしゅう君の防犯下敷き」贈呈式 鷺森幼稚園で
2022年01月14日 15時08分
この春、小学校の新1年生になる和歌山県内の子どもたちに、防犯の心構えを記した下敷きが贈られることになり、きょう(1/14)、贈呈式が行われました。
この取り組みは、県防犯協議会連合会などが毎年行っているもので、17回目のことしは、ことし4月、小学校に進学する県内の子どもおよそ8000人が対象です。
今年は、新型コロナウイルスの感染拡大で、去年、おととしと中止された贈呈式がきょう午前、和歌山市の鷺森(さぎのもり)幼稚園で行われ、会場となった本願寺鷺森別院2階の本堂では、県防連の宇治田善信(うじた・よしのぶ)専務理事が4月から小学1年生になるおよそ100人を前に挨拶しました。
この中で、宇治田専務理事は、「皆さんは、外で遊んでいるときなどにお菓子を買ってあげる、とか言われて恐い思いをしたことがあるかもしれませんが、そんなとき、どうすればいいのかがこの下敷きには書かれています。小学校へ行ったら、この下敷きを使って勉強し、いかのおすしの約束を思い出してください」と呼びかけました。
このあと、下敷きの製作と配布に協力している「和歌山キワニスクラブ」と「和歌山くろしおライオンズクラブ」の代表4人が、鷺森幼稚園の4人の園児代表にそれぞれ防犯下敷きを手渡しました。
防犯下敷きには、「知らない人について行かない」「知らない人の車に乗らない」「大声で叫ぶ」「すぐ逃げる」「知らせる」の、『いかのおすし』の心得と、「きしゅう君の家」について書かれていて、受け取った園児は、防犯の心構えを確認していました。
会場には、和歌山県警のシンボルマスコット「きしゅう君」も登場し、子どもたちの人気を集めていました。
「きしゅう君の防犯下敷き」は、今後、県内の「市町村教育委員会に郵送され、小学校入学にあたって、学校から児童に配布されるということです。