【新型コロナ】県内初、オミクロン株感染確認

2022年01月07日 19時54分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(1/7)、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者の中に、初めてオミクロン株の感染を確認したと発表しました。また、きょう、県内で新たに4人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、県内の累計感染者数は、死亡した62人を含め5327人となりました。

オミクロン株初確認の記者発表の様子(2022年1月7日・県庁記者会見室)

県内で初めてオミクロン株への感染が確認されたのは、10代の女性と40代の女性、それに50代の男性の3人で、いずれもきのうまでに新型コロナウイルスへの感染が確認され、さらに県の環境衛生研究センターで行われたゲノム解析の結果、判明しました。

県内でオミクロン株の感染が確認されたのは初めてで、感染確認された3人のうち、和歌山市在住の1人は、県外の人との接触が確認されておらず、感染経路が不明で、市中感染とみられています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「オミクロン株は、感染力が強いとされ、今後、県内でも感染の拡大が懸念されるが、おそらく感染した人、特にワクチンを接種している人は、軽症で済むだろうと思われる。しかし、感染の爆発を招くと、高齢者や基礎疾患のある人に感染が及び、重症化することが考えられるので、我々としては、県民の協力を得て感染拡大防止に最大限、努力していきたい」と述べました。そして、県民に対し、マスクの着用と手洗い、換気など、感染予防対策の徹底を呼びかけました。

記者会見する野尻技監

また、野尻技監は、「ゲノム解析の状況から、感染源となる新型コロナウイルスの株がデルタからオミクロンに置き換わりつつある」という認識を示した上で、「感染の第6波の入り口にあることは事実だが、まだ急激な感染拡大には至っていないし、至るのを止めるのは、感染予防対策と、保健医療行政。まだまだ防げる状況にある」と強調しました。

一方、きょう新たに新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、20代から60代までの男女4人で、保健所管内別では、和歌山市が1人、岩出が2人、田辺が1人となっています。

このうち、岩出保健所管内に住む20代の女性は、和歌山市の医療機関で看護師として勤務していて、医療機関のスタッフと患者あわせておよそ60人のPCR検査が進められています。

きょうの感染確認で、県内で確認された新型コロナウイルスの感染者数は、死亡した62人を含め5327人となりました。

県は、県内に583床のコロナ用病床を確保していて、きょう現在、入院しているのは23人となっています。

また、感染者の濃厚接触者ら6人が、県のホテル療養を活用しています。

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