介護の仕事をしたことのない人も参加できる研修会と就職相談会が、来年（２０２２年）１月と２月に和歌山市と田辺市、それに紀の川市でそれぞれ開かれます。

これは、和歌山県介護普及センターと県福祉人材センターが実施するもので、介護の仕事に興味はあるもののハードルが高いと感じている人や、家族を介護するため、介護について勉強したい人らを対象に、介護の技術や介護保険の仕組みなどを基礎から学べる研修会となっています。

研修は２日間、行われ、参加者は、人形を使って、食事や排泄の介助を学ぶほか、認知症に関する内容も受講します。

また、研修の後は、就職相談会も開かれ、希望する参加者は、事業所とオンラインで面談することもできます。

今回の研修会と相談会では、利用者に直接介護をしない、部屋の清掃や食事の配膳といった、介護助手の仕事も紹介していて、主催する県福祉人材センターのキャリア支援専門員、中西弥生（なかにし・やよい）さんは、「一日数時間という、短い時間だけ働きたい人にとって働きやすい仕事なので、興味のある人は、是非、参加して詳しく知ってもらいたい」と話しています。

この介護基礎研修会と就職相談会は、来年１月２９日と３０日に和歌山市の東部コミュニティセンター２階で、２月１０日と１１日に田辺市の市民総合センターで、また、２月２６日と２７日には、紀の川市の打田生涯学習センターでそれぞれ開かれます。

参加は無料ですが、研修会については、定員が１０人程度となっているため、事前の申し込みが必要です。問い合わせの電話番号は、０７３９・２２・６５８９（繰り返し）です。

また、就職相談会は、２日目の研修会終了後に開かれます。こちらは、参加の申し込みは必要ありません。