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県教委・県立高校再編整備案で県民の意見募集

2021年12月23日 12時22分

教育

和歌山県教育委員会は、県立高校再編整備に関する案をつくり、きょう(23日)から、広く県民の意見を募集することになりました。

記者発表に臨む宮﨑教育長(右)と清水教育企画監(左)(12月23日・和歌山県庁南別館)

県立高校の再編をめぐっては、今後、少子化の更なる加速が見込まれるとして、去年(2020年)8月、有識者による審議会が高校の数を3分の2程度に減らすのが適当だと県教育委員会に答申し、これを受け県教育委員会では、先月末(11月)県立高校再編の基本的な考え方を公表し、きょう、これに基づいた再編整備案が示されました。

この中で、高校の適正なクラス数は各地域とも1学年で4から8が適当とし、可能な限り存続・充実させるとしていますが、4を下回った場合は、地域の意見を聞いた上で再編整備を検討するとしています。

とくに紀北地域では、紀北工業・紀北農芸・笠田(かせだ)の各専門学科は2校または1校の専門高校への再編整備を検討するとしています。田辺・西牟婁(にしむろ)地域では、神島(かしま)・田辺工業・熊野(くまの)の各専門学科は2校または1校の専門高校への再編整備を検討するとしています。新宮(しんぐう)・東牟婁(ひがしむろ)地域では、新宮と新翔(しんしょう)の2校を地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し着手するとしています。

あわせて、各地域ごとの高校の現状や、今後の教育の在り方なども示されています。

意見募集は、きょう(23日)午後3時から始まり、案は県教育委員会のウェブサイトや、県庁本館2階の情報公開コーナー、県庁南別館6階の県教育庁・教育総務局、田辺市の県教育センター学びの丘で閲覧出来ます。

意見は郵便、ファックス、電子メールの3通りで、来月(2022年1月)24日必着で、県教育庁・教育総務局・総務課に提出します。

県教育委員会の宮﨑泉(みやざき・いずみ)教育長は「県民は色々な思いを持っていると思う。これが一緒に考えるスタートラインになる」と話しています。また清水博行(しみず・ひろゆき)教育企画監は「学校の再編整備に伴い、教育内容を充実させようという、未来志向の考え方」と話しています。

県教育委員会では、県民の意見募集とあわせて、多方面からの意見も聞いた上で今年度中に再編計画を策定する方針です。

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