南紀白浜エアポートがAI滑走路点検で国交相賞
2021年12月05日 16時21分
白浜町の南紀白浜空港を運営する南紀白浜エアポートが、「ドライブレコーダーとAIを活用した滑走路の点検」の取り組みで、インフラメンテナンス大賞の国土交通大臣賞を受賞しました。
この賞は、国土交通省や総務省など7省庁が、国内の社会資本のメンテナンス分野での優れた取り組みや技術開発を表彰しているもので、このほど、第5回の受賞者が発表されました。
南紀白浜エアポートが国土交通大臣賞を受賞したのは、従来、車両を運転しながら「目視」で実施していた滑走路などの日常点検や巡回点検を「AIによる自動検知」に置き換える取り組みです。車両に市販のドライブレコーダーを取り付け、滑走路を走行しながら路面の状況を記録し、その画像から、AIが亀裂や損傷を自動的に検知するもので、航空機の離着陸に影響を及ぼす損傷の見落としリスクの軽減や、損傷の進行度合を把握し、効率的な予防や保全につなげることができるということです。
表彰式は、来年(2022年)1月21日に各省庁合同で開催される予定です。