国勢調査結果・和歌山県総人口さらに4万人減る
2021年12月03日 19時09分
5年に一度行われる国勢調査の結果がこのほど発表され、去年(2020年)10月1日現在の和歌山県の総人口は、2015年の前回の調査よりも4万人あまり減少し、およそ92万2500人となり、人口減少が更に進んでいる状況が明らかになりました。
今回の調査は、去年10月1日現在の日本全国の人口や世帯数などを調べたもので、和歌山県の人口は、男性が43万5051人、女性が48万7533人となり、総人口は92万2584人となりました。
前回・2015年の調査時より4万995人、率にして4・25%減少しました。減少数・減少率ともに過去最大を更新しました。
県内30市町村別でみると、人口が増加したのは、岩出市が515人、上富田町(かみとんだちょう)が247人、日高町(ひだかちょう)が32人、それぞれ増えました。
残る27市町村では人口が減少し、このうち都市部では和歌山市が7425人、田辺市が4900人、紀の川市が3800人、海南市が3491人の減少となっています。減少率でみると、古座川町(こざがわちょう)が12・24%と最も高く、次いで九度山町(くどやまちょう)が11・9%、高野町(こうやちょう)が11・4%などとなっています。
県の人口の年齢別の割合をみると、2005年の時点で15歳未満が13・8%、65歳以上が24・1%だったのに対し、2020年では15歳未満が11・5%、65歳以上が33・4%となり、少子高齢化が更に進んでいます。
とくに古座川町では65歳以上の割合が55・2%と最も高く、次いで、すさみ町が49%、紀美野町(きみのちょう)が48・6%などとなっています。
一方、県全体の世帯数は39万4483世帯で、前回の調査より2151世帯、率にして0・55%増えました。
1世帯あたりの平均人数は2・34人と過去最低を更新しました。