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県教委・県立高校再編の在り方示す

2021年12月02日 19時23分

教育

和歌山県教育委員会は、このほど、県立高校の再編整備に関する基本的な考え方を示し、1学年のクラス数が4を下回った場合は、再編整備を検討することを明らかにしました。

県立高校の再編をめぐっては、今後、少子化の更なる加速が見込まれるとして、去年(2020年)8月、有識者による審議会が、高校の数を3分の2程度に減らすのが適当だと県教育委員会に答申しました。

これを受け、県教育委員会では、県民から意見を聞く説明会などを行って県立高校再編の考え方をまとめ、公表しました。

それによりますと、高校の適正なクラス数は、各地域とも1学年で4から8が適当とし、可能な限り存続・充実させるとしてますが、4を下回った場合は、地域の意見を聞いたうえで、再編整備を検討するとしています。

とくに、紀北地域では、紀北工業・紀北農芸・笠田(かせだ)の各専門学科は、2校または1校の専門高校への再編整備を検討するとしています。

田辺・西牟婁(にしむろ)地域では、神島(かしま)・田辺工業・熊野(くまの)の各専門学科は、2校または1校の専門高校への再編整備を検討するとしています。

新宮・東牟婁(しんぐう・ひがしむろ)地域では、新宮(しんぐう)と新翔(しんしょう)の2校を、地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手するとしています。

県教育委員会では、早ければ年内に再編整備の計画案をまとめ、再び県民から意見を募集する予定です。

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