【水管橋破損・断水】橋に異常な腐食、鳥のふん付着
2021年10月06日 14時50分
和歌山市北部での大規模な断水を引き起こした水道管の橋の崩落について、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、「橋を吊っている部分に3~4ヶ所の破断した箇所があり、異常なほど腐食している部分には、鳥のふんが付着していることがわかった」と述べ、今後、専門家を入れて原因究明の調査を進める考えを示しました。
尾花市長は、きょう午前、仮の水道管を敷設するための工事が始まった六十谷橋の現場を訪れ、ドローンを使って行われている原因究明の調査に加わり、ドローンで撮影された映像や動画を確認しました。
映像を見た尾花市長は、「原因は、専門家の意見を聞かないとわからないが、いま見たところでは、吊り材の部分に破断した箇所が3箇所、もしくは4箇所あり、異常なほど腐食している部分には、鳥のふんがついていることもわかった」と述べました。
そして、「腐食しても橋が落ちないように6年前に落橋防止工事を行っていたので、なぜ落橋したのかを解明しないといけない。経年劣化が考えられないこともないし、異常な腐食が特定の箇所に集まっている理由も解明しないといけない」と述べ、午後には、現場に専門家を招き、橋が落下した原因の調査を進める考えを示しました。
また、尾花市長は、落下した水道管内の様子など、原因究明する上で必要となる映像を撮影するようスタッフに指示していました。