県「わかやまリレッシュプラン」再開に向け運用見直しへ
2021年09月22日 19時10分
和歌山県は、県民向けの県内旅行で1泊あたり最大1万円を助成する「わかやまリフレッシュプラン」の販売再開に向け、1人あたりの電子チケット購入可能枚数の制限や、販売時期の分散など、運用を見直す方針を示しました。
わかやまリフレッシュプランは、新型コロナウイルスで打撃を受けた県内の観光関連事業への支援策として、去年(2020年)7月から9月にかけて第1弾が、ことし(2021年)6月には第2弾がそれぞれ販売されましたが、いずれも好評を博し、とくに第2弾は販売開始からわずか20日間で売り切れるなど、再開を期待する声が県に寄せられていました。
そして、現在開会中の9月定例県議会で、議員から追加の予算計上を求める意見を受け、県は、 きのう(21日)の本会議で、あらたに22億1700万円の補正予算案を提出しました。
きょう(23日)開かれた県議会の経済警察委員会で、自民党県議団の玄素彰人(げんそ・あきひと)委員が「複数の旅行業者による大量購入が早期売切れの原因だとする県民の声を聞く。一般が購入しやすいよう運用を見直せないか」と指摘しました。
これに対し、県の中瀬雅夫(なかせ・まさお)観光振興課長は「電子チケットの1人あたりの購入可能枚数の制限や販売時期の分散など、運用を見直したい。予約と販売の対象は、国の交付金の規定に沿って、いずれもことし12月末までの分としたい」と答弁しました。
県では、補正予算案の成立後、速やかに販売再開時期や運用方法などを定める方針です。