【台風14号】あす和歌山県に接近・上陸の見込み
2021年09月17日 18時04分
台風14号は、あす(9/18)、和歌山県に接近するか、上陸する見込みで、和歌山地方気象台は、今夜遅くから雨、風ともに強くなるとして、低い土地の浸水や土砂災害などに注意を呼びかけています。
気象台によりますと、台風14号は、きょう午後6時には、福岡市の北西およそ30キロにあって1時間におよそ30キロの速さで東北東に進んでいると推定されます。
中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートルで、中心の北東側390キロ以内と南西側330キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いているとみられます。
台風14号は、このあと、九州北部に上陸し、瀬戸内海付近を東へ進み、あす和歌山県に接近するか、上陸する見込みです。
和歌山県に最も近づくのは、あすの昼前か昼過ぎとみられていますが、台風の速度によっては、早まる可能性もあります。
台風の接近に伴い、北部の沿岸部を中心に、今夜遅くからあす朝にかけて南よりの暴風となる可能性があり、あすの未明から昼過ぎにかけて南部を中心に、しける見込みです。
また、台風本体による雨雲や、台風に向かって流れ込む暖かく湿った空気のため、今夜のはじめ頃までは、南部の南東側斜面を中心に、今夜遅くからは、和歌山県全域で1時間に30ミリから60ミリの激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
和歌山地方気象台は、台風が南寄りのコースを通った場合には、北部よりも南部で暴風となる可能性が高くなるとして、今後の台風の進路にあわせて暴風に十分注意するよう呼びかけています。
また、気象台では、今夜遅くからあす昼前にかけて、大雨警報と洪水警報を発表する可能性があり、低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に十分な注意を呼びかけるとともに、あす未明から明け方の満潮時刻を中心に、高潮にも注意を呼びかけています。
また、気象台は、土砂災害や浸水害、洪水の被害に関する危険度分布を示した気象庁のサービス「キキクル」を利用して早めに避難するよう呼びかけています。