【新型コロナ】和市で夜間も集団接種、働く世代の接種促進へ
2021年09月06日 18時52分
新型コロナウイルスのワクチン接種を推進している和歌山市は、働く世代の接種を進めるため、集団接種の時間を延ばして夜間も行うことになりました。
ワクチン接種の効果について、和歌山市は、「第五波に入った先月(8月)11日から31日までの間に新型コロナウイルスに感染した人のうち、接種していなかった人の人口1万人あたりの陽性者数は、接種していた人の3倍以上にのぼっている」として一定の感染予防効果が認められるとしています。
一方、ワクチンの2回目接種率は、60代以上が83%なのに対し、40代から50代が58・2%、20代から30代の世代は43%と、働く世代の接種率が比較的低く、市の意識調査では、接種を希望するものの予約できない割合が、60代以上の世代より高くなっています。
このため、市は、働く世代の接種を促進するため、今月25日にイオンモール和歌山で予定している集団接種について、通常、午前10時から午後6時までとしている開設時間を延長し、午後2時から8時までとします。
和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は、「働いている人が接種しやすいのは、次の日が休みの土曜日ではないかということで、会場の開設時間を遅らせて集団接種を行うことにした。希望者が多い場合には、翌週にも集団接種の機会を設けたい」と述べました。
夜間を含めたワクチンの集団接種は、今月25日の土曜日に和歌山市中のイオンモール和歌山で午後2時から午後8時まで実施されます。定員は300人で、予約の受付は今月11日の午前9時から始まります。ウェブやラインのほか、コールセンターでも予約を受け付けています。電話番号は0570・092・055です。