イルカ追い込み漁解禁
2021年09月01日 19時13分
太地町できょう(1日)からイルカや権藤クジラなどの追い込み漁が解禁され、地元の漁協に所属する漁船が夜明け前に港を出発し、バンドウイルカおよそ10頭を捕獲しました。警察などが反捕鯨団体の抗議行動を警戒する中、出航した12隻は午前6時半ごろ、7キロほどの沖合でバンドウイルカの群れを見つけ、入り江に追い込みました。組合によりますと、捕獲したバンドウイルカは、体長が2メートル70センチ前後で、水族館に販売する予定だということです。漁協の関係者は初日からとれたことに安心した表情で、「出足から幸先がよい」と話していました。追い込み漁は来年春まで続き、期間中警察は太地町内に反捕鯨団体の抗議活動を監視する現地の警戒所を設け、警察官が交代制で24時間常駐して警戒に当たることになっています。