【新型コロナ】和歌山市立小学校で始業式・校長がオンラインであいさつ
2021年09月01日 14時50分
和歌山市内の公立小・中学校や義務教育学校では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、夏休みがきのう(8月31日)まで延長されたため、きょう(9月1日)2学期の始業式を迎えました。
このうち、和歌山市木広町(きひろちょう)の市立新南(しんなん)小学校では、全校児童およそ270人が登校し、例年ですと体育館に集まって行っている始業式を、今回は各教室ごとに児童ひとりひとりが学習用のノートパソコンを開いて、嶋田弘人(しまだ・ひろひと)校長のあいさつを聞くオンライン形式で行われました。
嶋田校長は、校長室に設置されたノートパソコンから全校児童に「身体の調子を徐々に戻しながら、2学期も勉強や友達と仲良く過ごすことに励みましょう」と呼びかけました。
一方、2年B組の教室では、児童らがノートパソコンのログインが上手くいかなかったり、オンラインシステムのマイクの音声がハウリングを起こして、嶋田校長の話が聞こえにくくなるトラブルもありました。
男子児童は「夏休みはコロナで出掛けませんでした。ノートパソコンの使い方は慣れてきたけど、やっぱり先生にわからない所を直接質問する方がはやいです」と話していました。
嶋田校長は「きょうのオンライン形式は練習も兼ねて行ったもので、トラブルは今後検証しながら改善したい。とにかく児童には、健康を第一に、いろんな学びを積み重ねていって欲しい」と話しています。
新南小学校など夏休みを延長した学校では、2学期以降の残りの教科については、授業日数を変えず、教える分量を調整することで対応する方針です。