【新型コロナ】県立高校で2学期始業式・初のオンライン授業
2021年09月01日 14時48分
和歌山県立高校で、きょう(9月1日)から2学期がスタートしました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、夏休みがきのう(8月31日)まで延長され、きょうから当面の間、分散登校やオンライン授業の措置が取られます。
このうち、和歌山市西浜(にしはま)の県立星林(せいりん)高校では、きょう、全校生徒およそ830人のうち、出席番号が奇数の生徒が登校し、偶数の生徒は自宅でオンライン授業を受ける分散登校の形式が取られました。
午前8時半過ぎ、密集を避けるため、校内放送による始業式が行われ、登校した生徒がそれぞれのクラスで着席し、岩崎博(いわさき・ひろし)校長の話を聞きました。
こ岩崎校長は、生徒に改めて新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底するよう呼びかけたほか、今月(9月)9日と10日、15日に行われる文化祭と体育祭をあわせた行事「星林祭(せいりんさい)」の延期を発表し理解を求めました。
このあとコロナ禍を受け初のオンライン授業が行われ、1年E組で行われた古文の授業では、教師が、登校した出席番号奇数の生徒と、自宅で端末を見ている偶数の生徒に向かって、吉田兼好(よしだ・けんこう)の「徒然草(つれづれぐさ)」から「これも仁和寺(にんなじ)の法師」の一節を朗読しました。
きょう登校した星林高校普通科・1年E組の森橋優和(もりはし・ゆうな)さん15歳は「分散登校でも学校に来られるのは嬉しいですが、出席番号偶数の友達としばらく学校で会えないのが淋しいです。バトントワリング部に入っていますが、練習もなかなか出来ず、星林祭も延期になり心苦しいです」と話していました。
特別支援学校を除く県立学校では、当面の間、分散登校とオンライン授業を行います。