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【新型コロナ】県内67人感染、クラスター2例発生

2021年08月23日 19時17分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(8/23)、就学前の幼児から80代までの男女67人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。県内では、新たなクラスターが2例発生し、感染爆発を示す指標の一つは過去最多となりました。

きょう新たに県内で感染が確認された67人のうち、和歌山市に住む20代と30代の男女あわせて3人は、和歌山市にある保険代理業、「株式会社グリーンライフ」に勤務していて、すでに感染が判明している2人を含めて県は、県内76例目のクラスターと認定しました。

また、きょう70代の男性入院患者2人の感染が判明した和歌山市の医療法人・西村会「向陽病院」では、これまでに看護助手の女性と入院患者2人のあわせて3人の感染が判明していて、県は、この病院で院内感染が発生したとして県内77例目のクラスターと認定しました。

県は、いずれのクラスターも、職員が風邪の症状が出たあとも出勤していたことが感染を広めた要因と推定されるとしていて、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「微熱や鼻水、咳など、風邪のような症状が出てからの出勤は控えてほしい。特に医療機関や介護関連施設では、今一度、徹底してほしい」と呼びかけています。

記者会見する野尻技監(2021年8月23日・県庁記者会見室)

きょうの感染発表では、これまでに公表されたクラスターの人数が増えていて、田辺市のカラオケ設備のある飲食店では、利用客8人の感染が新たに確認されて27人となったほか、和歌山市の病院の院内感染では、外来患者1人の感染がわかり26人となり、田辺市で催された法要では、1人増えて9人となっています。

きょう新たに67人の感染が確認されたことで、県内の累計感染者数は、死亡した51人を含めて4千人を超え、4043人となりました。

新たに判明した67人の保健所別の内訳は、和歌山市が31人、田辺が過去最多の23人、岩出が5人、御坊と新宮が3人ずつ、海南と湯浅が1人ずつとなっています。

直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が56・9人で、過去最多となり、政府が示す爆発的感染拡大の水準を大きく超えています。

また、69人が退院したため、きょう現在の入院患者は503人で、県内のコロナ用病床がきょうから10床増えて560床となり、その使用率は、89・8%となっています。

酸素投与が必要な重症者は20人で、人工呼吸器を装着している1人を含め、重篤な患者が2人となっています。

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