【新型コロナ】新規74人、8月だけで千人超す
2021年08月22日 17時55分
和歌山県は、きょう(22日)、県内で、新たに、乳児から80代までの男女74人が、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
これで、8月の感染者が1005人となり、初めて1か月で1000人を超えました。
病床使用率も91・8%と高く、県では、「医療機関が逼迫(ひっぱく)している」として、県民に、感染防止など慎重な対応を呼びかけています。
県内の感染者の累計は、死亡した51人を含め、3976人です。
この日の新規感染者の住所地の保健所管内別内訳は、和歌山市が38人、田辺が10人、新宮が6人、湯浅が5人、橋本が4人、岩出と御坊が3人ずつ、それに、海南が2人で、残る3人は県外です。
クラスターとなった和歌山市の古梅(こばい)記念病院では、新たに患者と看護師の感染が確認され、この施設での感染者は25人となりました。
一方、田辺保健所管内では、親族ら31人が集まる法事があり、ここで、県外で確認の1人を含む、8人の感染が判明し、県は75例目のクラスターと認定しました。
この日30人が退院し、現在入院しているのは505人で、入院患者数が過去最高となりました。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「病床使用率が高く、入院調整が困難になってきた」と危機感を募らせ、県民に「感染防止などを徹底するよう」呼びかけました。