【新型コロナ】県内で42人感染、2つのクラスター発生
2021年08月16日 18時50分
和歌山県はきょう(16日)乳児から80代までの男女42人が新型コロナに感染したことを確認したと発表しました。また和歌山市内で2つのクラスターが発生したと認定しました。
県内で40人以上4日間続いて感染するのは、初めてで、月曜日としては過去最多の感染者数です。県内の感染者の累計は亡くなった50人を含め3517人です。
保健所別の累計は、和歌山市が19人、岩出保健所管内が6人、御坊保健所管内が5人、湯浅保健所管内と県外が4人、田辺保健所管内が3人、橋本保健所管内が1人で海南と新宮の保健所管内はいませんでした。
このうち和歌山市のスポーツクラブチーム、貴志南少女バレーでは小学生の女子児童の感染が確認され、これまでの感染者と合わせて5人になり、県内で69例目のクラスターと認定しました。関係者を検査したところ今のところほかの感染者はいません。またアルバイト仲間でカラオケを楽しんでいた県外の1人を含む7人の大学生らの感染が確認され、県は70件目のクラスターと認定しました。カラオケボックスで8時間にわたりカラオケを楽しんでいたということです。県内でカラオケボックスでのクラスターは初めてです。
このほか埼玉や神奈川、大阪などで感染したあと帰省した人もいました。
またきょう(16日)は30人が退院し、現在の入院患者は275人で高い水準のままです。
また変異株ウイルスの感染者数は新たに30人の感染が確認され県内の変異株ウイルス感染者の累計は1499人です。
県福祉保健部の野尻孝子技監は、「第4波を超える感染者になることが懸念されていて今週も正念場です。帰省などの影響も出ているほか、20代以下の若年層の感染や、家族内感染も多く、感染防止を徹底してほしい」と呼びかけています。
発症後治療が遅れて重症になるケースもあることから県では早期の受診を推奨しています。
和歌山県はPCR検査で主流のデルタ株感染者の増加に対応し、アルファー株から検査していたこれまでの方法を改め、デルタ株から検査する方法に改めることにしました。