東京五輪マラソンスイミング 南出選手、海南市役所訪問
2021年08月10日 18時55分
東京オリンピックの男子マラソンスイミングに出場した海南市出身の南出大伸(みなみで・たいしん)選手がきょう(8/10)、海南市役所を訪れ、市長に13位となったレースを報告しました。
海南市出身で25歳の南出選手は、小学生の頃から水泳を習い始め、県立海南高校時代に、インターハイの競泳1500メートルで5位に入賞し、日本体育大学に進学後は、自然の海や川などで泳ぐマラソンスイミングにも取り組み、東京オリンピックに初めての出場を果たしました。そして、東京のお台場海浜公園の海で行われた10キロを泳ぐレースで、南出選手は、トップと4分33秒差の1時間53分7秒でフィニッシュし、26人中13位となりました。
きょう午後4時に、小学生の頃から指導を受けてきた海南市民温水プール・統括責任者の吉田儀人(よしだ・よしと)さんとともに海南市役所を訪れた南出選手は、「思っていたよりも甘くない世界で、海外の選手との差も大きく、今後の課題が見つかった試合だった。今回、優勝した選手が、競泳の1500メートル自由形でも銅メダルを獲っているように、競泳のスピードを身につけるのが今後の課題。今後は、マラソンスイミングと競泳1500メートルの2つとも頑張り、パリでメダルを獲りたい」と話し、3年後のパリ・オリンピックでのメダル獲得を誓っていました。
南出選手は、オリンピック出場に際して、地元の小中学生から、日の丸の寄せ書きを受け取るなどしていて、きょうは、母校の小中学校や高校、小学生の頃から練習のため利用していた海南市民温水プールなどを巡り、応援のお礼参りを行ったということです。