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7月の県内企業倒産状況

2021年08月05日 14時00分

経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(7月)和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は8件、負債総額は6億2400万円となり、倒産件数は過去10年間で2番目に多くなったほか、負債総額は過去10年間で6番目に多くなりました。

地域別では、和歌山市が6件、御坊市(ごぼうし)と田辺市(たなべし)がそれぞれ1件で、業種別では、建設業、卸売業、小売業、サービス業の4業種で、8件中6件が販売不振、2件が他社の倒産の余波でした。 

東京商工リサーチ和歌山支店は、今後の見通しについて「県内では、政府や自治体などのコロナ関連の支援で倒産抑制効果が続いているが、コロナ禍から1年が経過し、第5波で県内でも感染者の急増や企業でのクラスター発生など、経営内容に水を差しかねない状況となってきたため、コロナ関連倒産を含めて増える懸念がある」と分析しています。 

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