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オールトヨタの企業の森  県・二酸化炭素吸収量認証

2021年08月02日 22時24分

災害・防災社会

和歌山県の森林保護事業「企業の森」で県内のトヨタディーラーなど5社による「和歌山オールトヨタ」が保全活動に取り組んでいる田辺市龍神村殿原(とのはら)の山林について、県は、二酸化炭素の吸収量を算定して認証し、きょう(8/2)、認定書などを贈りました。

和歌山市湊のネッツトヨタ本社で

和歌山県では、森林環境を守るため、2002年から企業の森事業を展開し、2007年には、環境保全活動の認証を希望する企業や団体からの依頼を受けて、県が現地調査を行い、二酸化炭素の吸収量などを認証する制度を導入しています。

和歌山オールトヨタは、和歌山トヨタ自動車と、和歌山トヨペット、トヨタカローラ和歌山、ネッツトヨタ和歌山、それにトヨタモビリティパーツ和歌山支社の5社でつくるグループで、2008年から県の「企業の森」事業に参加し、2018年から2カ所目となる田辺市龍神村殿原の山林1・4ヘクタールへの植栽活動を行っています。

今回は、この山林について認証の依頼を受けた県が調査し、植林した樹木が100年間で吸収できる二酸化炭素量としておよそ600トンと推計しました。

そして、きょう午後、和歌山市湊のネッツトヨタ本社で、5社を代表して、ネッツトヨタ和歌山の海瀬隆太郎(かいせ・りゅうたろう)社長が県環境生活総務課の阪口公章(さかぐち・まさあき)課長から認定書と木製の記念プレートを受け取りました。

記念プレートを掲げる海瀬社長(左)と阪口課長

海瀬社長は、「私たちの活動が、具体的な数値となって戻ってきたのはありがたい。車を扱うものとして、製造から廃棄まで環境にやさしい車を提供していくのは当然ですが、それとともに、メーカーではない、私たち自身の力で、カーボンニュートラルの世界を目指す活動を続けていきたい」と話しました。

和歌山オールトヨタは、田辺市龍神村甲斐ノ川(かいのがわ)の山林およそ1・92ヘクタールでも植樹の活動を行っていて、こちらは、100年間で700トンの二酸化炭素を吸収するものと見込まれています。

県全体では、51ヶ所のあわせて127・52ヘクタールの認証が行われ、100年間で5万4100トンの二酸化炭素が吸収されると見込まれています。

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