秋篠宮皇嗣殿下ご夫妻が高校総文をオンラインで観覧
2021年08月01日 18時47分
秋篠宮(あきしののみや)皇嗣殿下と紀子(きこ)妃殿下ご夫妻が、きょう(8月1日)高校生の文化の祭典「紀の国わかやま総文2021」の催しの一部をオンライン中継でご覧になり、実行委員会の高校生から説明を受けられました。
秋篠宮殿下は、きのう(7月31日)和歌山市の和歌山ビッグホエールで開かれた総合開会式にビデオメッセージを寄せられたほか、ご夫妻で式の模様と、そのあと行われたパレードをインターネット中継でご覧になりました。
2日目のきょうは「オンライン・ビジット」と銘打ち、午前中は御坊(ごぼう)市民文化会館で行われた英語による演劇の発表を、午後は和歌山市の県立近代美術館で開かれた美術・工芸部門の展示の一部を、オンライン中継でご覧になり、実行委員会の高校生から説明を受けました。
このうち、県立近代美術館のオンライン・ビジットでは、県立神島(かしま)高校2年の山田瑠奈(やまだ・るな)さんや県立南部(みなべ)高校3年の栗山潤也(くりやま・じゅんや)さんらが、自ら手掛けた絵画や彫刻作品の見どころや工夫をご夫妻に説明しました。
続いて行われた、実行委員会の生徒4人との歓談では、秋篠宮殿下が「コロナ禍での開催に大変な苦労があったと思いますが、2年ぶりに全国の生徒が集まることが出来て大変嬉しく思います。妻の本籍地は紀州で、昔、我が家の飼い犬も紀州犬だったことから、和歌山を身近に思っています」と述べられました。
最後にご夫妻は、実行委員の生徒らが合言葉代わりにしているという、両手の指でアルファベットのWの文字をつくるサインを画面越しに示され「私たちも仲間です。暑さとコロナ禍で大変ですが最後まで頑張って下さい」と激励されました。
生徒実行委員会委員長で開智(かいち)高校3年の前冬磨(まえ・とうま)さんは「2年前から準備を始めて、みんなの力で開催出来たことを報告出来ました。総合開会式やパレードもご覧頂けて、とても微笑ましい表情でした」と話していました。
副委員長で県立桐蔭(とういん)高校3年の梅本華(うめもと・はな)さんは「委員同士が意見を言いやすくなるよう、良いムード作りに努めてきたことを報告し、とても喜んで頂けました」と笑顔で語りました。