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南海加太線めでたいでんしゃに新しく「かしら」誕生

2021年08月01日 18時45分

交通経済

和歌山市内の南海加太(かだ)線を走る人気車両「めでたいでんしゃ」に、2年半ぶりに新しい電車「かしら」が誕生し、来月(9月)18日から運行されます。

2016年4月に初めて登場したピンク色のめでたいでんしゃ「さち」の兄で、長い冒険から戻り、加太線を走るようになるということです。また、車内には、和歌山市出身のアーティスト、HYDE(ハイド)さんとコラボしたデザインも施されています。

「かしら」は、「最初から最後までめでたい縁起物」を表す「尾頭(おかしら)付きの鯛」の「かしら」や、リーダーを意味する「かしら」から名付けられました。

車両は、冒険船をイメージし、外装は「黒」を基調に、うろこ柄が配され、内装は、「伝説・宝・冒険・音楽」をコンセプトに、加太線7駅の御利益(ごりやく)マークやそれを探すヒント、五線譜の波に乗る船や手配書のような写真が撮れるロールカーテン、また、HYDEさんのシルエットやロゴが隠されているなど、「わくわく感」が楽しめるデザインとなっています。

「めでたいでんしゃ」は、南海電鉄が、地元観光協会とともに地域の魅力を発信する一環で導入した観光列車で、加太の名物、鯛をイメージした外観やかわいい内装などがSNS(エスエヌエス)映(ば)えするなどと人気です。これまでに、ピンク色の「さち」のほか、その夫で水色の「かい」、この夫婦のこどもの「なな」のあわせて3編成が運行されています。

ところで、南海電鉄では、「めでたいでんしゃ かしら」の運行開始を記念し、運行開始前日の来月17日に試乗会を開催することにし、参加者を募集しています。定員は100人で、参加は無料、今月(8月)10日まで、ホームページで応募を受け付けていて、応募者が多数の場合は、抽選で決定されます。

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