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「宇宙シンポジウム」串本町で開催

2021年07月24日 18時42分

社会経済

小型ロケットの打ち上げが計画されている串本町で、きょう(24日)午後「宇宙シンポジウム」が開かれました。これは、和歌山県が開いたものです。

「シンポジウム」は、宇宙飛行士の山崎直子(やまざき・なおこ)さん、はやぶさ2のプロジェクトマネージャーの津田雄一(つだ・ゆういち)さん、三菱電機主席技監の小山浩(こやま・ひろし)さん、小型ロケットの打ち上げ計画を進めているスペースワン最高顧問の遠藤守(えんどう・まもる)さんがそれぞれ30分程度の基調講演を行いました。

この中で、津田プロジェクトマネージャーは、はやぶさ2が様々な困難を乗り越えてりゅうぐうの地表面から岩石を持ち帰ったことを振り返り、「これは、プロジェクトのスタッフのチームワークと協力の賜物だ」と訴えました。

また、遠藤顧問からは来春にも、串本町から打ち上げられる予定の超小型ロケットの愛称が「カイロス」に決まったことが報告されました。

このあと開かれたシンポジウムでは、東京大学大学院の中須賀真一(なかすか・しんいち)教授がモデレーターになり、基調講演の講師と和歌山県産業技術政策課長の大原眞晴(おおはら・まさはる)さんがパネリストに加わって、宇宙の魅力や串本町の発射基地から打ち上げられる超小型ロケットで和歌山県が宇宙と繋がり、小中学生が宇宙に関心を持つことの大切さなどが話し合われました。

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