【高校野球】大会11日目、和東、粉河、智辯和歌山ベスト8入り
2021年07月19日 19時13分
和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている全国高校野球選手権和歌山大会はきょう(19日)3試合が行われ、和歌山東、粉河、智辯和歌山がそれぞれ勝ってベスト8進出しました。
第一試合和歌山商業と和歌山東の試合は和歌山商業は1回表、和歌山東の先発・エース田代(たしろ)の立ち上がりを攻め、ワンアウトから2番・加瀬田(かせだ)がレフト線へのツーベースヒットで塁に出ました。続く小池(こいけ)もセンターオーバーのタイムリーツーベースで1点を先制しました。
さらに、5番・竹本(たけもと)のセンター前タイムリーヒットで小池が生還して2点を先制しましたこれに対して和歌山東は1回裏、ツーアウト2塁から4番・上代(じょうだい)のレフト前タイムリーで1点を返しました。このあと両チーム1点ずつを取り合って3対2で迎えた7回裏、和歌山東は、5回途中からマウンドに上がった和歌山商業2人目・吉田新(よしだ あらた)からこの回先頭のトップバッターの佐々木(ささき)がレフト頭上を越えるツーベースヒットを足掛かりに3番・高橋(たかはし)のタイムリーで同点に追いつきました。
さらに、和歌山商業の守備の乱れに乗じて2点を追加し、逆転に成功しました。和歌山商業は、8回から田代をリリーフした和歌山東の2人目・2年生のサウスポー山田(やまだ)に対して8回、9回とランナーを出すものの、和歌山東の好守備にも阻まれ、得点を挙げることができませんでした。結局、5対3で 和歌山東がシード校の意地を見せて和歌山商業を破りました。和歌山東はきょう(19日)の第2試合の勝者粉河と対戦します。
第2試合粉河対和歌山北の試合は、 粉河が1回表、和歌山北の先発・エース竹内(たけうち)からトップバッター宮本(みやもと)の三塁線を破るツーベースヒットと送りバント、犠牲フライで1点を先制しました。これに対して和歌山北はその裏、粉河の先発・背番号11を付けた駒吉(こまよし)に対してワンアウトから弓塲(ゆば)のレフトオーバーのツーベースヒットと続く井上(いのうえ)のライト前タイムリーヒットですぐに同点に追いつきました。粉河は2回以降、毎回ヒットのランナーを出しますが得点できませんでしたが、6回表、この回途中からマウンドに上がった和歌山北の尾嵜(おざき)に対して押し出しや守りのミスから3点を挙げ、ようやく勝ち越しました。さらに粉河は8回にも2点を追加しました。5点差とされた和歌山北は8回裏、2番・弓塲(ゆば)の大会7号となるレフトオーバーのツーランホームランで6対3と追い上げました。和歌山北は、最終回にも4つの四死球とヒットで2点を挙げ、1点差に詰め寄りますが反撃及ばず、最後は9回途中からマウンドに上がった粉河のエース木村(きむら)が和歌山北の反撃を断って、粉河が6対5で逃げ切りました。
第3試合星林対智辯和歌山の試合は、 智辯和歌山は1回表、星林の先発・背番号9を付けた2年生の榎本(えのもと)から3つのフォアボールに3本のヒットを絡めて3点を先制しました。智辯和歌山は2回裏にも5本の長短打を集めて5点を追加、大量リードを奪いました。智辯和歌山は、星林の繰り出す3投手に3回まで11安打で11点と猛打が爆発し守っては、3投手のリレーで星林打線を2安打無得点に抑え、11対0、5回コールドでベスト8進出を決めました。 智辯和歌山は、和歌山工業と 初芝橋本の勝者と対戦します。大会12日目のあさって(21日)は第1試合 和歌山工業 対 初芝橋本第2試合 桐蔭 対 耐久、第3試合 市立和歌山 対 田辺工業の試合が予定されています。和歌山放送はあすもラジオで全ての試合を実況中継します。