刑務所など矯正施設において、永年にわたり被収容者の立ち直りを支援し、功労のあった民間協力者に贈られる表彰伝達式が、きのう７日、和歌山市にある和歌山刑務所で行われました。この表彰伝達式は、「社会を明るくする運動」の強化推進月間の一環として行われました。

「社会を明るくする運動」とは、犯罪や非行にない安全で安心な地域社会を築こうと法務省が中心となっている進めている運動で、今年で７１回目を迎えます。

大阪矯正管区長表彰を伝達されたのは、奈良県橿原市（かしはらし）の一般財団法人ワンネスグループ・フラワーガーデンのオーバーヘイム容子（ようこ）代表で、平成２７年から和歌山刑務所の被収容者に対して、薬物依存からの離脱や回復のために指導されてきました。

これらの功績が認められ表彰を受けたもので、きのう、浦方亀世（うらかた・きよ）和歌山刑務所長から感謝状が伝達されました。

フラワーガーデンは、薬物依存症だけではなく、さまざまな依存症に悩む女性を支援している団体で、オーバーヘイム容子代表は、「再発防止に向けて「自分のことを知ること」が大切であり、この団体では無料相談にも応じているので、一歩踏み出して相談して欲しい。今後は支援を拡大していきたい。」と話していました。