和歌山県交通指導員連絡協議会の総会
2021年07月05日 18時15分
和歌山県交通指導員連絡協議会の通常総会がきょう(5日)、和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれました。
総会には、県内各地で地域の交通安全に尽力している交通指導員をはじめ、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や県警の親家和仁(しんか・かずひと)本部長、県議会の森礼子(もり・れいこ)議長らが出席しました。
この1年間に交通事故で亡くなった人への黙とうが行われたあと、
10年以上にわたって交通指導員を務めた功労者に仁坂知事が感謝状を授与しました。
県・交通指導員連絡協議会の清岡幸子(きよおか・ゆきこ)会長は「先月(6月)千葉県八街市(やちまたし)で発生した、飲酒運転のトラックによる小学生の死傷事故に触れ「私たちは指導者として、このような悲惨な交通事故を1件でも減らすため、交通情勢の変化に柔軟に対応し、関係機関と連携して取り組みましょう」と呼びかけました。
そして、表彰者を代表して、那智勝浦町(なちかつうらちょう)交通指導員会の塩﨑一男(しおざき・かずお)さんが「受賞を心の糧(かて)とし、より一層、地域の交通安全のために活動します」とお礼を述べました。
和歌山県警によりますと、ことし(2021年)1月からきのう(4日)まで、県内で交通事故で死亡した人は14人にのぼり、去年(2020年)の同じ時期の8人を大きく上回っていて、その多くが65歳以上の高齢者が占めています。
県・交通安全指導員連絡協議会では、市町村長らの委嘱を受けた県内およそ700人の交通指導員をまとめ、通学路での見守りや地域での交通安全教育などのボランティア活動で貢献しています。