第128回和歌山放送情報懇談会東大先端研神崎亮平さんが講演
2021年06月23日 18時58分
第128回和歌山放送情報懇談会がきょう(23日)和歌山市内で開かれ、橋本市高野口町出身で東京大学先端科学研究センター所長の神崎亮平(かんざきりょうへい)さんが「自然と調和する世界を求めて~昆虫・ロボット・コンピューターで拓く(ひらく)あたらしいい科学技術」と題して講演しました。
講演で神崎さんは、東大先端技術研究センターが理系の科学の分野だけでなく、文化や芸術、自然環境などの分野を取りいれた研究活動に取り組んでいることを紹介しました。
その上で神崎さんは、匂いをかぎ分ける昆虫の習性を研究することで、ロボット工学への応用など研究成果を披露しました。
また、神崎さんは情報伝達の手段としてラジオの優位性にもふれ、ラジオの可能性に夢を馳せました。
会場には和歌山県の仁坂吉伸知事も聴講に訪れたほか講演を聴いた参加者が、神崎さんに熱心に質問するなど関心を示していました。
東大先端技術研究センターでは、来月地元の協力を得て高野山で「高野山会議」と題したセミナーを開催することにしていて、東京フィルハーモニー楽団の奉納演奏なども計画されています。